ローレンス・P・マクドナルド元下院議員の政治意見

又次の紹介文でゲイリーアレン著の「ロックフェラー・ファイル(邦題:ロックフェラー帝国の陰謀)」を紹介している。

「読者の皆さん、貴方方はアメリカに我々が想像する事も出来ない程巨大な富と権力
を持った億万長者がいる事を知っておられるだろうか。その一族は地球の各地に10
0ヶ所も邸宅を持ち、2500人も使用人を抱え、語り尽くせない程贅沢な暮らしをして
いる。彼等の富は大国の富にも匹敵し、一国の規模を越えて地球の全土にわたって
いる。凡そ1個人乃至1家族が一国の規模を上回る私的な富と権力を持ち、この地球
上に”見えない帝国”を築いている等と云う事を貴方は想像出来るだろうか。これは全
く信じられない事だが、アメリカには数世代にわたってそのような富を蓄え、金の力で
アメリカばかりでなく全世界を支配しようとしている”闇の帝王”がいる。それは誰かー
ーロックフェラーである。
 もし、ロックフェラー一族がその富を満足し、又その富が彼等の欲望をこれまで充
分に満たして来たなら、本書は書かれなかったであろう。そして私が読者にこの本を
読まれるよう強くお勧めする事もなかった筈だ。
 ロックフェラー一族は、その飽く事なく野望を満たす為に金だけでは十分でないと
悟ると、自分達が築き上げた莫大な富とその社会的な影響力を上手く利用して、更に
大きな権力を手に入れようとして来た。彼等の目指す権力は、かって古代のいかなる
専制君主や暴君を夢想だにしなかった絶大な権力である。地球の全てを覆う権力ーー
それも単に物を支配するだけでなく、世界中のあらゆる人間を支配する権力ーーこれ
こそ彼等が最終的に求める権力である。『ロックフェラー・ファイル』はフィクショ
ンではない。この本は、読者の生涯で最も重要な話題となるかも知れない。ここで取
り上げられた事実は、簡潔ながら驚くべき説得力を持っている。
 我々はこれまで資本家と労働者は対立するものと考え、共産主義は億万長者の富を
我々の手に取り戻す主張であると教えられて来た。だがそれは事実に反するのだ。本
書で明らかにされた事例をお読みになればわかる通り、共産主義とは億万長者の富を
否定するものではなく、逆に彼等以外の資本家を倒し、労働者を更に抑圧して、地球
上の全ての富を億万長者が独占する為に考え出された巧妙な陰謀である。読者は、ロ
ックフェラー一族がこれまで如何に社会主義者を背後から支え、共産主義の世界支配
に道を開き、全ての人間を超資本主義と共産主義が結びついた世界政府の支配下に置
こうとして来たかを知って愕然とされるであろう。
 今から100年以上も前、ジョン・D・ロックフェラー1世が思い付く限りの悪ど
い策を弄してスタンダード石油の基礎を固め、今日に至る巨大な独占支配のレールを
敷いて以来、ロックフェラー一族に関しては図書館を埋め尽くす程の本が書かれて来
た。私はそれらの多くに目を通して見た。しかし私の知る限り、本書のようにロック
フェラー一族の最も重要な秘密ーーつまりロックフェラー家とその仲間達が少な目に
見ても過去60年間に亙り、その財力に物を言わせて先ずアメリカを、次いで世界全
体を政治的に支配するという恐るべき計画に注意深く従事して来た事実を明らかにし
た本は一冊も無かった。
 この計画は、共産主義の陰謀だろうか。確かにその通りだろう。しかしそれは共産
主義をも越えた遥かに壮大な陰謀の一部でもある。我々の想像を絶する国際的な広が
りを持ち、何世代も前から密かに計画を進め、信じられない程邪悪な意図を持って行
動する《彼等》の存在は、我々の歴史に対する見方を改めさせずにはおかない。
 読者は本書を読み進むにつれ、《彼等》の計画の真相にしばし唖然とし、時には不
快感をもよおし、同時に随所で思いがけない真実を発見されるであろう。筆者のゲイ
リー・アレンは、本書の中で往来断片的にしか扱われる事の無かった数多くの事実を
纏め上げ、ロックフェラー一族の巨大な富と権力が如何にして形成され、彼等が何を
目的として行動して来たかを明らかにする素晴らしい仕事を成し遂げた。これにより
読者は、今まで必ずしもその繋がりがはっきりしなかった幾つかの事件について、そ
の背後には世界政府の実現を目指す《彼等》の意思が働いている事を確かめる事が出
来るであろう。
 兎も角この驚くべき事実を扱った『ロックフェラー・ファイル』を是非お読み頂き
たい。本書の内容をお読みになれば、読者は何故ロックフェラー一族の現在の政策を
おし進めているのか。又彼等は何を目指し、我々を何処へ連れていこうとしているの
か、そして我々は何故《彼等》の圧力に屈してはならないかがお分かりになるだろう。
私は、読者が一人でも多くの友人にこの本をお勧めくださる事を心から願っている。
本書はまさしく我々全ての運命に関っているのだから。
アメリカ合衆国下院議員 ローレンス・P・マクドナルド」、

そして同じくゲイリー・アレン著『インサイダー1・2』(太陽出版)の本も「共産主義者と億万長者」の関
係を論述しているから参考するように。又アメリカの元下院議員ジェームズ・E・ジ
ェフリーズが「良い報せと悪い報せを御伝えする。良い報せは本書が書かれている事
が真実だと云う事である。 
 上層階級の中には、本書の中に書かれている事が本当かどうかを問題にしようとし
ている者も居る。彼等は其の活動や行動計画を秘して置く権力を持っているので本書
の正当性を貶そうとする。 
 しかし私は、本書の読者には筆者が苦心して集めた文献証拠に注目するよう御進め
する。此れは単に想像の産物では無く、其れ自体が結論を語る厳然たる事実の集積で
あるのである。 
 此の本に書かれている情報を、注記されている原文書と照合して頂くと良い。其処
に見出された一つの興味ある事実は、此の暴露が何も新しい物では無いと云う事であ
る。其れ等は何時でも手に入るーー其れは新聞の日曜版の183頁に小さな見出しで
挿入されている記事の様に、一寸(ちょっと)した規模の図書館に行けば恐らく誰で
もシオボールド提督の”The Final Secret of Pearl H
arbor”或いはコリン・シンプソンの”The Lusitania”又は”F
rom Major Jordan’s Diaries”と云う書籍を幾ら汚れて
いても見付ける事が出来よう。ジョン・トーランドの叙事詩”Infamy”は、今
日でも書店の棚に並んでいる。又マイクロフィルムになるかもしれないが古い連邦議
会議事録にも目を通す事が出来る。其れ等には説得力のある多くの話が埋もれている。
報道関係が其れ等を無視しているので私は敢えて埋もれていると言うのである。 
 本書は単に此れ迄見過ごされて来た多数の出来事を述べるだけで無く、其れ等に共
通の糸即ち合衆国の国際主義的支配階級組織の影響を示す事に拠って、其れ等の出来
事の真の意味を解明している点で特に唯一なのである。たとえ其の支配階級組織の正
体が捉え所が無いとしても、外交問題評議会(CFR、Council on Fo
reign Relations)では必ず其れと分かる顔を持っており、其れこそ
筆者が焦点を合わせた所なのである。 
 本書は単に一つの組織に関する本では無い。此れは歴史に関する本である。読者は
本書を「ウィルソン大統領以後の米国史(世界史!忍)の別の半面」と呼ぶだろう。
と云うのはジャック・アンダーソンやボブ・ウッドワードの様な自称内部情報専門家
さえも書かず、書こうとしない多数の物語の「別の面」を語るからである。 
 「過去を知らない者は過ちを繰り返す」と言われて来た。だが権力者と支配者の利
益の為に大衆の消費向けに作られた大見出しだけを見ていたのでは、我々の米国(世
界!忍)の過去の事件を正確に理解出来るだろうか。本書は80年間の検閲された材
料に光を当てた。今や読者に対して誰であれ本書を検閲させてはならない。」と紹介
した本である『権力の影ー外交問題評議会[CFR]と米国の衰退』ジェームス・バ
ーロフ著 徳島書店も参考文献としてマクドナルド議員の政治意見はどういう考えで
あるかを知って頂きたいと存じます。この本にもマクドナルド議員を紹介しています
!愛)